ゴルフのお勉強

目次 (2023/6/22 ver.0.05)

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1.What's new

2.右手の撓屈と背屈

P1からP4までは、右手は、撓屈と背屈が必須
  • バックスイングでは、右手は、撓屈と背屈が必須です。
  • P2で、撓屈がないとヘッドの位置が下がる。
  • P2で、背屈がないとヘッド面が開く。
  • P2からP4までは、右手は、撓屈と背屈を強くする。

P4からP7までは、右手は、撓屈と背屈が必須
  • ダウンスイングでは、右手は、撓屈が少しづつほどけて来る。
  • ただし、クラブを下に引っ張る形で撓屈が少しづつほどけて来る。
  • 右手の背屈は、P7直前まで維持する。
  • P6では、P2と同じ形になるが、クラブの慣性で、ヘッドの位置は、若干、後ろ側に来る。
  • P6以降は、体を回しながらP7を迎える。
  • P6以降から右手の撓屈は、ほどけ、尺屈の形になってP7を迎える。
  • P7で、右手を尺屈できると、ヘッドが地面に刺さらないようになる。
  • P7直前で右手の背屈も、ほどける。
P7からP10までは、右手は、再び撓屈するが、バックスイングとは逆に掌屈させる
  • P7からP8までは、右手は、真っすぐ伸びる。
  • P8からP10までは、右手は、再び撓屈するが、バックスイングとは逆に掌屈させる。

3.GGスイング

目次

ポジション
ポジションは「P」と略され、スイングは「P1」~「P10」に細かく分類されます。
スイング分析を行う上では、10局面に分けてそれぞれの位置でのクラブポジションについて確認していきます。
  • P1:アドレス
  • P2:ハーフウェイバック(シャフトが地面と平行)
  • P3:スリークォーター(左腕が地面と平行)
  • P4:トップ
  • P5:切り返し直後(左腕が地面と平行)
  • P6:ハーフウェイダウン(シャフトが地面と平行)
  • P7:インパクト
  • P8:ハーフウェイースルー(シャフトが地面と平行)
  • P9:フォロースルー(右腕が地面と平行)
  • P10:フィニッシュ
  • ※右利きの場合
GGスイングの特徴
  • 「飛距離」と「方向性」と「再現性」をバランス良く盛り込んだスイング理論。
  • とにかく、動きを止めないスイングを行う。
  • 上体を自然に回す。つまり、ローテーションを行う。
  • ローテーションする時は、サイドベント(側屈)を入れる。骨盤を真っすぐにしたまま、上体を左右に倒す。
  • バックスイングの時は、左側屈を入れ、ダウンスイングの時は、右側屈を入れる。
GGスイングのP1(アドレス)
  • アドレスは脱力して行う。猫背も可。背骨を真っすぐにする意識があると力む。
  • 脇の下と膝がしらが一直線になるように立つ。
  • 体を回転しやすくするために、左足の爪先は開いて立つ(11時~10時)。右足もちょっと開いて立つ。
  • 体を回転させてハンドファーストに打つので、左足寄りにボールを置く(7番アイアンの場合、真ん中よりボール2個くらい左)
GGスイングのP2(ハーフウェイバック)
  • 上半身の回転と左側屈を同時に開始する。
  • 黄金ライン(背骨のライン、左腕のライン、フェースの向き)が揃っている事。
  • 右手で弓矢を引くように、斜め上に切り上げる感じにする。
  • 横に捩じって回すのではなく、縦の捩じるイメージ。
GGスイングのP3(スリークォーター)
  • 上半身の回転と左側屈に加えて、胸椎を伸展させる動作を入れる(Extension)。
  • 胸椎が上を向くような感じにする。
  • バックスイングで、右手で弓矢を引くような動作になり、ダウンスイングで右手で地面を衝くような動作になる。
  • トップでは右足の踵に体重を乗せるので、右足は伸び上がってもよい。
GGスイングのP4(トップ)
  • 左足は、爪先で立ち(ポイント)、右尻を引いて右足の踵に体重を乗せる。
  • 従って、右膝は伸ばしてもよい。
  • 右肘は、絞めないで、右腕は肩のラインの延長上にあり、右肘の先が直角に曲がる感じ。
GGスイングのP5(切り返し直後)
  • 左サイドは下げる。そうするとクラブシャフトの軌道がシャロ-になる。
GGスイングのP6(ハーフウェイダウン)
  • グリップが右足の腿の近くにあること。
  • ヘッド面が45°程度、下を向いていること。
  • 押し込みを開始する。
GGスイングのP7(インパクト)
GGスイングのP7(ハーフウェイースルー)
GGスイングのP9(フォロースルー)
  • 右手の掌で、真後ろの壁を押す感じにする。
  • 後方から見ると、シャフトの角度は、背骨の角度と同じになる。
GGスイングのP10(フィニッシュ)

1.ランニング

  • ボールを右足の前に置く。
  • ハンドファーストをフォローまでキープする。

2.ピッチ&ラン

  • ボールを若干左にずらす。
  • インパクトでのリリースを強めに調節する。
  • ジャンボや今平のように、コックを使う。
  • ジャンボや今平のように、下半身主導でリズミカルに行う。

3.ロブ

  • 体を開かないでハンドレートぎみにして、ヘッドが体を追い抜くように振り抜く。
  • ヘッドアップは不可。

4.バンカー

  • SWのフェース面を水平にしてシャフトを握る
  • ボールを少し左足側に置いた状態で、両足の中心にヘッドを入れる
  • ボールの位置まで、SWのバンスが砂の上を滑り、砂ごとボールを上に上げる
  • 振り抜く時に、SWのフェース面を少し立てる事で距離を調整する

4.前傾姿勢を保つ

前傾姿勢を保つには側屈が必要
  • ゴルフは、フィニッシュ以外は、前傾姿勢を保ったままにする必要がありますね。
  • しかし、側屈を意識しないとトップの位置やインパクトで必ず、上半身が起き上がります。
  • つまり、バックスイングでは左側屈(上半身を左に曲げる)を行い、 ダウンスイング以降、フォローまでは右側屈(上半身を右に曲げる)を行わないと 必ず、上半身が起き上がります。

4.2 アドレス時に重要な骨盤の前傾

左写真のようにアドレス時に骨盤の前傾ができていれば
  • 股関節の靭帯が緩んでいる状態となる
  • スイングの際に股関節が動きやすくなる
  • →腰(骨盤)の回転がしやすくなる
しかし、右写真のように骨盤の前傾が不足すると
  • 股関節の靭帯が張っている状態となる
  • スイングの際に股関節の動きが制限される
  • →腰(骨盤)の回転不足となる
そのためインパクトの際に以下の状態になり、飛距離低下やミスショットの原因となる。
  • 腰(骨盤)の回転が不足してお尻が見えない
  • 腰の回転不足により右足の踵が地面から離れない

5.側屈

側屈で胸椎を柔らかくしてスウィング中の前傾角をキープする

バックスイング
ダウンスイング
テークバック
テークバック側では、側屈を入れ胸を右に向けた後に、両腕を胸の正面に伸ばすと手打ちにならないトップの位置が確認できる
  • (左)側屈が入らずに肩を回そうとすると左肩が上がってしまい手打ちになってしまう
  • (右)側屈を入れてから胸を回すことで前掲角をキープしたテークバックになる

6.シャローイング

目次

1.クラブの入れ替え動作
上がったラインをなぞるようにクラブの入れ替えると「フリップ」になる

~伝説から最新打法へ~シャローイングの真実 」から

1.浅い入射角ほど、ヘッドでボールを「押し込める」
ベン・ホーガンが世界最高のボールストライカーとして評価されていたのは1950年代。
1970年代にジャック・ニクラスが活躍して以降、そのスウィング技術は旧式で難しいものとされてきた。
だが、解析機器の進化や有識者によるスウィング研究が深まるにつれ、改めてホーガンの技術が再評価されている。

以前はニクラスの影響で、方向性の高い強打にはヘッド軌道が飛球線に長く沿うアップライトなスウィングプレーンが有利であり、ヘッドの入射角もスティープ(鋭角)気味のほうがスピン量も増えて弾道のコントロール性も高まる、と考えられていた。
ところが、アップライトスウィングは腰など体への負担が大きく、またヘッドは円軌道なので、フラットスウィングに比べてインパクトゾーンが長いという根拠もないことから適度な傾斜のプレーンを1990年代から目指す動きが活発化。

するとインパクトゾーンも、上から見た「飛球線に沿うではなく」、地面の高さに「レベル(水平)に」と立体的に捉えるほうが、エネルギー伝達効率が高まり、弾道の安定にもつながることが判明。
それが「シャローイング」と提唱されるようになった。
2.シャロー軌道なら小さなトップで飛ばし屋に!
「シャローイング」をインパクトゾーンでの「たぐり動作」から逆算して考えると、ダウンはフラット軌道のほうがやさしい。
フラット軌道なら、腕をタテに振らず、右ひじが浮かないぶん、トップはコンパクトになるのが理にかなっている。
コンパクトトップで切れ味鋭いアイアンショットを放っていた名手に、全英オープンでニクラスとプレーオフを戦ったダグ・サンダースがいる。
スリークオーターよりもコンパクトなトップは電話ボックス内でも振れる、と言われたほどだが、全英の風にも負けない強弾道を駆使できるショットメーカーだった。
写真にあるように片膝をついた状態でもカッ飛ばせたチ・チ・ロドリゲスと同様、右肩より低い位置から振り出すヘッド軌道で「シャローイング」を実践していた。
もちろん、コンパクトトップだから「シャローイング」になるわけではなく、必須条件である「たぐり動作」とコンパクトトップは相性がいい、と捉えるのが正解だ。
3.シャローイングに欠かせない左手を低く「たぐる」動き
フラット軌道にすればいい、シャフトを寝かせて振り下ろせばいい、というわけではなく「ヘッドの円軌道をなるべく直線に近づけるという観点」で考え、それにはホーガンの技術に学ぶのが近道になると考えてもらいたい。
このポイントを「たぐり動作」にあると捉え、インパクトゾーンで右ひじを支点に、左手でグリップエンドをたぐり込みつつ、ヘッドをリリースすると、打球を目標方向に「押し込み」やすくなるのだ。
4.右ひじに支点をイメージしてグリップエンドを一気にたぐる
現在、「シャローイング」の手本となるプロはセルヒオ・ガルシア、シニアならベルンハルト・ランガーが筆頭だ。
特に学ぶべきは、支点となる右ひじのポジショニング。右足は内側に踏み込むベタ足で右ひざを前に突き出さず、右腰を高く保つことで右ひじも下がらない。
さらに左足がめくれるように左腰を開くことでグリップエンドを低く引き込んでいる。
これでカット軌道にならないのは、トップで背中側に振り上げ、右肩より低いプレーンでインサイドから振り出しているからだ。
グリップもラームのようにスクエアに近いほうが、たぐりやすいと気づくはずだ。
まずはショートアイアンで真似てみるのがいいだろう。
「シャローイング」の目的は、ボールをフェースに乗せること
パターやチッパーでボールをフェースに乗せるには、下半身で打つ事が重要である。

7.アプローチ

  • ゴルフのスコアメイクは「アプローチが上手くなる事だ」と言われます。
  • しかし、距離が短いからと言って「アプローチ」を手だけで打ってしまうと、 「アプローチ」は絶対に上手くなれないそうです。
  • なぜなら、「アプローチ」には色んなパターン(状況)があり、手だけで打つだけじゃあ そのパターン(状況)に対応できない場合が、多いからだそうです。
  • やはり、「アプローチ」もフルスイングと同様に足と腰を使って、それに伴い手が勝手に 動くと言うスイングをする必要があるようです
  • では、足と腰を使って「アプローチ」をするには、どんな練習がいいかと言うと、 「ナンバ歩き」でスイングの練習をするのがいいらしいです。
  • 「ナンバ歩き」と言うのは、右足を出した時に右手を出し、左足を出した時に左手を出す 歩き方の事ですよね。通常の歩行とは手が逆に動く訳です。
  • ただし、ゴルフスイングでは、歩く時のように足を前に出す訳ではないので、 例えば、右足の膝を曲げて、左足を真っすぐに伸ばした状態が、右足を前に出す事に相当します。
  • 左足の膝を曲げて、右足を真っすぐに伸ばした状態が、左足を前に出す事に相当する訳です。
    • ①右足の膝を曲げて、左足を真っすぐに伸ばした状態では、右手を前に出す訳です。
    • ②左足の膝を曲げて、右足を真っすぐに伸ばした状態では、左手を前に出す訳です。
  • この動作を繰り返し、リズミカルに行う事が、ゴルフスイングの基本だそうです。
  • 当然ながら、②の状態がバックスイングで、①の状態がダウンスイングに相当します。
  • つまり、①→②→①の感覚で、アドレス→バックスイング→ダウンスイングを行うと、 手打ちではない下半身主導のアプローチとなり、飛躍的にアプローチが上手くなるそうです。
  • 下半身主導のアプローチなら、色んなパターン(状況)のアプローチに対応できるように なるからですね。
  • 「アプローチはナンバ歩きのリズムで行う」と覚えておきましょう。